豊橋市に「虚無への供物」薔薇刑を見に行く・その3
2009年 03月 19日
「物語る絵画」豊橋市美術博物館収蔵品展のリーフレット。
講談社文庫版「虚無への供物」といえばかつてはコレ!
という大島哲以の表紙画「薔薇刑」は、博物館二階、三番目の部屋で見ることができました。
巨大!
そして綺麗!
うわあ!
というのが感想です。
大きさは畳一枚を横すこし伸ばしたくらい。八十号。
文庫表紙だと全体に赤みがかった紫ですが、本物は綺麗な深みのある青みがかった紫。真ん中の青薔薇人(博物館の説明書にはそう書いてありました)のローブにある模様は、うっすらキラキラとした金色。同じように、周りの薔薇の蔓と女の子が纏っている羽衣も、透明感がある中に同じく金色の模様。
ふんわり、ふわあっ、て感じ!
女の子の花冠は、ものすごくお花が細かくはっきりと描かれていて、とっても綺麗。
……漫画を描くときに効果の指定を青鉛筆で入れるのは、万が一消し忘れても印刷に出にくいからですが、それと同じ理由でこの絵も印刷では青が出にくいのかもしれません。
また「美少女戦士セーラームーン」武内直子先生がカラー原画集の中でやはり「金色や銀色、それから蛍光色が連載カラー時には上手く印刷に出なかったので、今回はなるべく出るようにしてもらいました」みたいなことを仰っていらしたこともあったので、青薔薇人や羽衣の儚いキラキラ感も出にくいのでしょう。
ポストカードか何か売っていたら購入しようと思っていたのですがもともと無いらしく、それが残念でした…。
じっくり見て帰る。
来て良かったでした。
その後は、豊川稲荷にいって、おひるごはん。
おひるごはん・うな重。肝吸い。お新香。
身が柔らかいうなぎの皮をカリカリに焼いてあると、すんごくジューシーなんですな!
うっとり食べる。
お参りする。
新幹線に乗り遅れる(笑)
でもお陰で車窓から綺麗な富士山を見る。
車内販売でコーヒーとアイスクリームを買う。
小さい頃から東海道山陽新幹線に乗ったらコレです。
私の定番。
夕方東京駅につく。
以上、一泊二日、虚無への供物への旅でした。
先日のサントリー美術館「国宝 三井寺展」に引き続き、くしくも「虚無への供物」月間と相成りました。
尚、どーしても博物館の様子が知りたい!という時には小説家折原一先生のホームページをこっそりご覧ください。
by chibikuma2006
| 2009-03-19 21:16
| 日々是好日也